手順
手順1 Exchange管理センターでの権限付与
1.PST ファイルをユーザーのメールボックスにインポートするには、Exchange Online でインポートとエクスポートの役割を割り当てる必要があります。
手順2 新規インポートジョブの作成
1.Microsoftコンプライアンス管理センターの「情報ガバナンス」を開いて、「インポート」にある「新規インポートジョブ」をクリックしてください。
2.ジョブ名を入力してください。
3.「データをアップロードする」を選択してください。
4.「ネットワークアップロードのSAS URLの表示」をクリックしてください。
5.「Azure AzCopyのダウンロード」をクリックしてください。
手順3 Microsoft 365に PSTファイルをアップロードする
1.コマンドプロンプトを起動して下記コマンドを実行してください。
「azcopy.exe copy “<Source location of PST files>” “<SAS URL>”」
2.完了したことを確認します。
手順4 アップロードされた PST ファイルのリストを表示する
1.「Install for me only (recommended)」をクリックしてください。
2.インストールしています。
3.インストールが完了したらMicrosoft Azure Storage Explorerを起動して、リソースの選択画面で「BLOBコンテナー」をクリックしてください。
4.接続方法の選択画面では、「Shared Access Signature URL(SAS)」を選択してください。
5.接続情報の入力画面では、表示名を入力して手順2で取得したSAS URLを張り付けてください。
6.概要画面で、接続情報を確認して「接続」をクリックして下さい。
7.アップロードしたファイルが表示されていることを確認してください。
手順5 PST インポート マッピング ファイルを作成する
1.下記URLよりPSTインポートマッピングファイルのコピーをダウンロードします。
「https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=544717」
2.下記の情報を使って CSV ファイルを作成します。
ラメータ | 説明 | 例 |
Workload | インポート先のサービスを指定します。ここではExchange を使用します。 | Exchange |
FilePath | PST ファイルをアップロードした フォルダーの場所を指定します。 | 空白もしくはパスを指定 |
Name | pstファイルの名前を指定します。 | Username.pst |
Mailbox | インポート先のメールアドレスを指定します。 | username@domainame |
IsArchive | 受信ボックスに格納するならFALSE、アーカイブならTRUE | FALSEまたはTRUE |
TargetRootFolder | インポート先の フォルダーを指定します。 | 空白もしくは/ |
ContentCodePage | ANSI ファイル形式でインポートする場合に使用するコード の数値を指定します。 | 空白または 日本語は932 |
SPFileContainer | 空白 | 空白 |
SPManifestContainer | 空白 | 空白 |
SPSiteUrl | 空白 | 空白 |
手順6 PST インポート ジョブを作成する
1.「ファイルのアップロードを完了しました」と「マッピングファイルにアクセスできます」にチェックを入れてください。
2.手順5で作成したCSVファイルを選択して、「検証」をクリックしてください。
3.レビュー画面で「送信」をクリックすると、「クラウドへのアップロード成功」と表示され完了です。
手順7 データをフィルター処理して、PST インポート ジョブを開始する
1.Microsoft 365 コンプライアンス センターの「情報ガバナンス」を開いて、「インポート」をクリックしてください。
2.作成したインポートジョブを選択して「Office365にインポート」をクリックしてください。
3.「データをフィルター処理しますか?」の質問では、「はい、インポートする前にデータをフィルター処理します」を選択してください。
4.アップロードが完了しました。
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