メールの添付ファイルをSharePointに自動保存する方法【月ごとにフォルダーを作成する方法 / ファイルをナンバリングする方法】

2024.02.09

メールの添付ファイルをSharePointに自動保存する方法 の応用編です。 
フォルダーを月ごとに自動保存できる方法や、複数の会社から同じ添付ファイル名でメールが届いた際、上書き保存されないようにナンバリングする方法を説明します。

<手順1の流れ> 
・月ごとにフォルダーが自動保存されることにより、検索がより簡単になります。 

<手順2の流れ> 
・同じ添付ファイル名でメールが届いた場合、自動的にナンバリングを実行し、ファイルの上書きの回避が可能になります。

手順1 月ごとにフォルダーを作成する方法

1.「Power Automate」をクリックします。

2.「作成」をクリックします。

3.「自動化したクラウドフロー」をクリックします。

4.フロー名に、任意の名前を入力します。ここでは、「【応用編】メール添付ファイルを保存」と設定します。

5.フローのトリガーを選択してください、に「メール」と入力し、「新しいメールが届いたとき(V3)」をクリックします。

6.「作成」をクリックします。

7.エラーが出た場合は、エラー文をクリックした後「Change connection」をクリックします。エラーが表示されない方は、そのまま手順9に進んでください。

8.接続を確認し、アカウントを選択します。

9.画面右上にある、「新しいデザイナー」のトグルボタンをクリックします。

10.「保存せずに切り替える」をクリックし、「OK」をクリックします。

11.「フォルダーマーク」をクリックし、自動保存を行うフォルダーを選択します。

12.「詳細オプションを表示する」をクリックします。

13.「添付ファイルを含める」のプルダウンから「はい」を選択します。

14.「新しいステップ」をクリックします。

15.「時刻」と入力します。

16.「現在の時刻」をクリックします。

17.「新しいステップ」をクリックします。

18.「タイム」と入力します。

19.「タイムゾーンの変換」をクリックします。

20.「基準時間」の入力枠をクリックすると、右下に選択項目が出てきます。 
※入力枠、右下の青字「動的なコンテンツの追加」の+マークからも表示可能です。

21.選択項目の中から「現在の時刻」をクリックします。

22.「変換元のタイムゾーン」のプルダウンから、「(UTC)協定世界時」を選択します。

23.「変換先のタイムゾーン」のプルダウンから、「(UTC+09:00)大阪、札幌、東京」を選択します。

24.「書式設定文字列」のプルダウンから、「カスタム値の入力」を選択します。

25.「書式設定文字列」に「yyMM」と入力します。 
※ここで入力した内容が、フォルダー名に反映されます。 
※フォルダー名の表示を「202401」としたい場合は、「yyyyMM」と入力してください。

26.枠内、右上にある「メニューボタン」をクリックします。

27.「クリップボードにコピー(プレビュー)」をクリックします。

28.「新しいステップ」をクリックします。

29.「自分のクリップボード」をクリックします。

30.コピーしたアクションが表示されるので、クリックします。 

31.「タイムゾーンの変換2」をクリックします。 
※上手くコピーされない場合は、手順17から繰り返します。 

32.「書式設定文字列」に「yyMMdd」と入力します。 
※ここで入力した内容が、ファイル名に反映されます。 

33.「新しいステップ」をクリックします。

34.「メール」と入力します。

35.「添付ファイルの取得(V2)」をクリックします。

36.「メッセージ ID」の入力枠をクリックし、「メッセージ ID」を選択します。

37.「添付ファイル ID」の入力枠をクリックし、「添付ファイル 添付ファイル ID」を選択します。

38.自動的に「Apply to each」が作成されます。 
※受信したメールの添付ファイルに応じて、添付ファイルの個数分だけ処理を繰り返す仕組みです。 

39.「アクションの追加」をクリックします。

40.「SharePoint」と入力します。

41.「ファイルの作成」をクリックします。

42.「サイトのアドレス」のプルダウンから、フォルダーを作成する場所のサイトアドレスを選択します。

43.「フォルダーのパス」のフォルダーマークから、フォルダーを作成する場所を選択します。

44.枠内をクリックし、手順25で最初に作成した「変換後の時間」を選択します。
※フォルダー名は、それぞれ「/」で区切ります。

45.「ファイル名」の入力枠をクリックし、タイムゾーンの変換2で作成した「変換後の時間」を選択します。

46.「ファイル名」の入力枠に、「名前」を選択します。 
※ファイル名を見やすくするために、ここでは選択した項目の間に「_」を使用しています。 

47.「ファイルコンテンツ」の入力枠をクリックし、「コンテンツのバイト数」を選択します。

48.「保存」をクリックします。

49.保存されたのを確認し、「←」をクリックします。

50.フローが保存されました。

51.実際にテストを行います。 

52.手順11で選んだフォルダー(自動保存を行うフォルダー)宛にメールを送信します。

53.メールが届きました。

54.Power Automateに戻り、反映されたことを確認します。 

55.保存画面下、「フロー実行の更新」をクリックします。

56.テストの結果が反映されました。

57.SharePointに自動保存されたことを確認できました。

58.フォルダーを開いて、ファイルが保存されていることを確認できます。

手順2 ファイルをナンバリングする方法

1.手順1-1~手順1-47を行っていない場合は、作成してください。

2.「+マーク」をクリックし、「アクションの追加」をクリックします。 
※+マークは、タイムゾーンの変換2の下にある↓に合わせると出てきます。

3.「変数」と入力します。

4.「変数を初期化する」をクリックします。

5.「名前」に「ファイル数のカウント」と入力します。

6.「種類」のプルダウンから、「整数」を選択します。

7.「値」に「1」と入力します。

8.「Apply to each」を開き、「ファイルの作成」をクリックして設定を続けます。

9.「ファイル名」の入力枠をクリックし、「ファイル数のカウント」を追加で選択します。 
※ファイル名を見やすくするために、ここでは選択した項目の間に「_」を使用しています。

10.「アクションの追加」をクリックします。

11.「変数」と入力します。

12.「変数の値を増やす」をクリックします。

13.「名前」のプルダウンから、「ファイル数のカウント」を選択します。

14.「値」に「1」と入力します。

15.「保存」をクリックします。

16.保存されたのを確認し、「←」をクリックします。

17.フローが保存されました。

18.実際にテストを行います。 

19.手順1-11で選んだフォルダー(自動保存を行うフォルダー)宛にメールを送信します。

20.メールが届きました。

21.Power Automateに戻り、反映されたことを確認します。 

22.保存画面下、「フロー実行の更新」をクリックします。

23.テストの結果が反映されました。

24.SharePointに移動し、作成したフォルダーを開きます。

25.ナンバリングされたファイルが、保存されていることを確認できます。

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