メールの添付ファイルをSharePointに自動保存する方法 

2024.02.08

SharePointとPowerAutomateを使って、Outlookに届いたメールの添付ファイルを自動的に保存する方法を紹介します。

<手順の流れ> 
・指定したフォルダーに届く添付ファイルが、SharePointに自動保存されることにより、手動で SharePointの共有フォルダーに移動する作業が省けます。 

【応用編はこちらをご参照ください】
・月ごとにフォルダーを作成する方法
・ファイルをナンバリングする方法

手順1 Power Automateでフローを作成

1.「Power Automate」をクリックします。

2.「作成」をクリックします。

3.「自動化したクラウドフロー」をクリックします。

4.フロー名に、任意の名前を入力します。ここでは、「メール添付ファイルを保存」と設定します。

5.フローのトリガーを選択してください、に「メール」と入力し、「新しいメールが届いたとき(V3)」をクリックします。

6.「作成」をクリックします。

7.エラーが出た場合は、エラー文をクリックした後「Change connection」をクリックします。エラーが表示されない方は、そのまま手順9に進んでください。

8.接続を確認し、アカウントを選択します。

9.画面右上にある、「新しいデザイナー」のトグルボタンをクリックします。

10.「保存せずに切り替える」をクリックし、「OK」をクリックします。

11.「フォルダーマーク」をクリックし、自動保存を行うフォルダーを選択します。

12.「詳細オプションを表示する」をクリックします。

13.「添付ファイルを含める」のプルダウンから「はい」を選択します。

14.「新しいステップ」をクリックします。

15.「フォルダー」と入力します。

16.「新しいフォルダーの作成」をクリックします。

17.「サイトのアドレス」のプルダウンから、フォルダーを作成する場所のサイトアドレスを選択します。

18.「一覧またはライブラリ」のプルダウンから、フォルダーの作成する場所を選択します。

19.「フォルダーのパス」の入力枠をクリックすると、右下に選択項目が出てきます。
※入力枠、右下の青字「動的なコンテンツの追加」の+マークからも表示可能です。

20.選択項目の中から「差出人」をクリックします。 
※ここで選択した内容が、フォルダー名に反映されます。

21.「新しいステップ」をクリックします。

22.「変数」と入力します。

23.「変数を初期化する」をクリックします。

24.「名前」に任意の名前を入力します。 
※ここでは、日本時間取得とします。

25.「種類」のプルダウンから、「文字列」を選択します。

26.「値」の入力枠をクリックし、「式」をクリックします。

27.式に「convertTimeZone(utcNow(),’UTC’,’Tokyo Standard Time’)」と入力し、「OK」をクリックします。

convertTimeZone(utcNow(),'UTC','Tokyo Standard Time')

28.「新しいステップ」をクリックします。

29.「変数」と入力します。

30.「変数の設定」をクリックします。

31.「名前」のプルダウンから、手順24で設定した任意の名前を選択します。

32.「値」の入力枠をクリックし、「式」をクリックします。

33.式に「formatDateTime(outputs(‘新しいフォルダーの作成’)?[‘body/Created’],’yyMMdd’)」と入力し、「OK」をクリックします。

formatDateTime(outputs('新しいフォルダーの作成')?['body/Created'],'yyMMdd')

34.「新しいステップ」をクリックします。

35.「ファイル」と入力します。

36.「ファイルの作成」をクリックします。

37.「サイトのアドレス」のプルダウンから、ファイルを作成する場所のサイトアドレスを選択します。

38.「フォルダーのパス」の入力枠をクリックし、「完全パス」を選択します。

39.「ファイル名」の入力枠をクリックし、「添付ファイル 名前」を選択します。

40.自動的に「Apply to each」が作成されます。
※受信したメールの添付ファイルに応じて、添付ファイルの個数分だけ処理を繰り返す仕組みです。 

41.「ファイルの作成」をクリックし、設定を続けます。

42.「ファイル名」の入力枠をクリックし、「日本時間取得」を選択します。 

43.「ファイル名」の入力枠に、「添付ファイル 名前」を選択します。 
※ファイル名を見やすくするために、ここでは選択した項目の間に「_」を使用しています。

44.「ファイル コンテンツ」の入力枠をクリックし、「添付ファイル コンテンツ」を選択します。

45.「保存」をクリックします。

46.保存されたのを確認し、「←」をクリックします。

47.フローが保存されました。

手順2 テストを実施し反映を確認

1.実際にテストを行います。

2.手順1-11で選んだフォルダー(自動保存を行うフォルダー)宛にメールを送信します。

3.メールが届きました。

4.Power Automateに戻り、反映されたことを確認します。 

5.保存画面下、「フロー実行の更新」をクリックします。

6.テストの結果が反映されました。

7.SharePointに自動保存されたことを確認できました。

8.フォルダーを開いて、ファイルが保存されていることを確認できます。

こちらで、PowerAutomateを使ってメールの添付ファイルをSharePointに自動的に保存する方法は以上です。

 【応用編はこちらをご参照ください】
・月ごとにフォルダーを作成する方法
・ファイルをナンバリングする方法




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