皆さんこんにちは!竹内です!
先日Microsoftの認定試験であるSC-900に合格しました。
そこで今回は受験から合格までのロードマップをご紹介します。
皆さんに「このブログを読めば合格方法がわかる!」と思っていただけるような内容になっておりますので是非ご参考にしてください!

目次
1. このブログを読むメリット

2. SC-900とは?
Microsoftの、セキュリティや情報管理の基本中の基本について問われる試験です。
SC-900というワードが広く使われていますが、正式名称は「Security, Compliance, and Identity Fundamentals」です。
この後ご紹介するMicrosoftから提供される教材やコンテンツには正式名称が使われるので覚えておくと混乱せずに済みます。
※筆者、SC-900というワードのみで情報を探したことで苦労しました。
3. 試験の概要
■試験概要

■試験の難易度
難易度としては「Fundamentals」であるため、そこまで難しい試験ではありません。
IPAの試験と比較すると、ITパスポート試験より若干難しいくらいだと思います。
また、Microsoftに普段触れている方は聞き覚えのある単語も多いと思いますので、勉強自体も取り組みやすいと感じました。
◎Microsoft認定資格の難易度

◎IPA試験との難易度比較 ※筆者の個人的な感覚です。

一方、普段Microsoft製品に触れていない方はMicrosoft独特の言い回しや、具体的な画面のイメージがつかないなど、慣れるまで少々時間がかかる可能性はあります。
ただし、先述したように基本的な内容であるため、これからご紹介する勉強方法を、長くとも2か月程度行えば合格可能です。
4. 試験では何が問われる?
SC-900では以下範囲から出題されます。
イメージとしては「広く、浅く」です。
範囲としてはかなり広く感じましたが、内容としてはかなり基本的な内容でした。
そのため、Microsoftのセキュリティの基礎を学びたい人にとってはもってこいの試験だと思います。
範囲 | 関連するマイクロソフト製品 |
IDとアクセス管理 | Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory) |
セキュリティ | Microsoft Defender シリーズ(Endpoint, Cloud, Identityなど) |
SIEM/SOAR | Microsoft Sentinel |
コンプライアンス | MicrosoftPurview,Compliance Manager, DLP, 情報保護 |
クラウド基盤 | Microsoft Azure, Microsoft 365 |
5. 使用教材
今回使用した教材は以下の4つになります。

Microsoftの認定資格試験はとにかく教材探しが大変です。
例えば…「説明の日本語がわかりにくい」「Youtubeなどでの解説がほぼ無い」「そもそもテキストが見つからない!」
などなど、筆者自身、一番苦労したのが教材探しでした。
本ブログの読者様には筆者と同じ苦労をさせないためにも、実際の画面とURLを以下に紹介していきます。
①UdemyのSC-900問題集
SC-900: Microsoft セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎 模擬問題集 | Udemy
42問×4セット=168問ある問題集で、とにかく問題ごとの解説が丁寧です。
テキストレベルで網羅的に解説があるため、正直、これを繰り返し行うだけで合格できる人もいそうです。

【おすすめポイント!】
・問題数が多い
・解説が丁寧で分かりやすい
・間違えたところを後から見返すことができる
・日本語がおかしい問題がない
②Microsoft Learnプラクティス評価
プラクティス評価 | Microsoft Learn
Microsoftが無料で出してくれている問題集です。ランダムで問題が変わるため、「問題を暗記」にならず勉強できたのが良かったです。

【おすすめポイント!】
・実際に試験で出された問題がいくつかあった
・繰り返し行うことで試験に出やすいポイントがわかる
・1問ごとに回答と解説を確認することができる
③Microsoft Learnラーニングモジュール[MS公式]
Microsoft のセキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎: セキュリティ、コンプライアンス、ID の概念について説明する – Training | Microsoft Learn
こちらはMicrosoftが出してくれている無料の教科書みたいなものです。
SC-900で問われる知識は全て学ぶことができます。

【おすすめポイント!】
・大タイトル>中タイトル>小タイトル のように分けられているので、今どの分野の何について勉強しているのかが意識しやすい。
・分野ごとに確認問題があり、復習できる
④Microsoft Security Virtual Training Day
無料のトレーニング イベント Virtual Training Days | Microsoft Events and Seminars
Microsoftが開催しているSC-900の講座です。

【おすすめポイント!】
・「文字」ではなく「言葉」で説明してもらえるため、理解が進む
・なんと、この講座を受けるだけで受験料が半額になる
ちなみに弊社社員は教材に課金をせず、同じFundermentalのMS-900に合格しており、その勉強方法などは以下のURLからご確認いただけます!
【完全攻略】MS-900とは?IT初心者が2か月で合格した勉強方法 | yjk365
6. 勉強時間と勉強方法
◎勉強時間
ほとんどMicrosoftの知識がないところからのスタートではありましたが、1日2時間程度勉強し2か月で合格しました。
ただ、土日や平日の忙しい時などは勉強をしていなかったので、おおよそ 10時間/週 程度で進めました。

◎勉強方法
今回受験をしてみて勉強方法の最適解が見つかりましたので共有します。
それは、「まずは疑似問題!」です。
理由としては、Microsoftが出しているSC-900の対策本のようなドキュメントがあるのですが、「量が膨大」「日本語がおかしい」「Microsoftの専門用語が多い」ことで、進めるのに時間も体力も使います。
そこで、まずは疑似問題を解くことで膨大なドキュメントからポイントを意識し進めることが重要だと感じました。
勉強の流れは以下の通りです。
■1週目(試験の理解度を深める)
まずは以下2つの問題集をひたすら解いてみましょう。
試験で出るワード、製品、範囲などがなんとなくわかってきます。
・UdemyのSC-900問題集
・Microsoft Learnプラクティス評価

■2~3週目(基礎知識を習得する)
1週目になんとなくわかってきた知識を、以下テキストと講座で固めていきましょう。
・Microsoft Learnラーニングモジュール[MS公式]
・Microsoft Security Virtual Training Day
※ Microsoft Security Virtual Training Dayは最初に受けようとしがちですが、ある程度の知識を前提とした講座なので、一番初めに受けるとしんどいと思います。(筆者は一番初めに受講しましたが、全くついていけませんでした。)

■4週目~8週目(演習をひたすら行う)
問題集とテキストを繰り返し行うことで、細かい部分まで理解を深めましょう。
①UdemyのSC-900問題集+Microsoft Learnプラクティス評価
↓
②Microsoft Learnラーニングモジュール[MS公式]
↓
ひたすら繰り返し!

7. 試験の申し込み方法
試験の申し込みは以下のリンクからできます。(※注意点を確認ください。)
Pearson Vue を使用してスケジュールを設定する | Microsoft Learn

※注意点
リンクを開くと、次のページが表示されます。ここでの注意点が、「赤枠内はローマ字入力」となります!日本語で記入をするとエラーが発生し、次へ進めませんでした・・・。赤枠以外の入力は通常通りで大丈夫です。
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例)
住所1:神奈川区丸々町0-0-0
入力するとき:kanagawaku-marumarucho0-0-0
住所2:山田太郎ビル2階
入力するとき:yamadatarobuilding2F
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正しく送信されると、上記のページに移ります。
それぞれ受験方式や言語、試験日、試験会場などを選択していきます。
8. まとめ+おまけ
SC-900で問われる内容は基本的ではありますが、範囲がとても広く、Microsoftの製品ラインナップの多さに改めて驚かされました。
今回受験したことでMicrosoftのセキュリティ製品、セキュリティに対する考え方などが学ぶことができ、とても良い経験となりました。
次はSC-300取得に向け頑張りますので、また受験レポートを投稿できればと思います。
それでは、皆様の合格をお祈りしてます!
※おまけ
オンラインで合格証書がもらえました。

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