SharePointでリストを作成する方法

2024.03.14

SharePoint上でリストを作成する方法や、既にあるExcelデータを用いてリストを作成する方法をご紹介します。 
また、Power Platform(Power Apps・Power Automate等)と連携する際のポイントなどをブログ記事内、または<解説>にて説明していますので是非ご参考ください。 

今回、実際にSharePoint・Power Apps・Power Automateを使ってアプリを作成してみました。作業内でつまずいた部分や、その解決方法も含めて事例として細かく掲載しています。「Power Appsで備品予約管理アプリを作る」こちらの記事を是非ご覧ください。 


手順1 リストの作成方法

1.「SharePoint」を開きます。

2.リストを作成するサイトを選択します。

3.「新規」をクリックします。

4.「リスト」をクリックします。

5.「空白のリスト」をクリックします。

6.「名前」を入力し、「作成」をクリックします。ここでは「備品予約状況」とします。

7.リストが作成されたら、「列の追加」をクリックします。

8.列の種類から「テキスト」を選択し、「次へ」をクリックします。

9.「名前」に「Category」と入力し、「保存」をクリックします。 
Point!Power Platformと連携させる場合は、最初に英語で名前を設定しておくとより進めやすくなります。(解説はこちら)

10.手順7~9を繰り返し、下記にある5種類の列を追加していきます。 
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1 列の種類:テキスト 
  名前: ReservedBy 

2 列の種類:テキスト
  名前: ReservedByEmail 

3 列の種類:日付と時刻 
  名前: StartDate 

4 列の種類:日付と時刻
  名前: EndDate

 5 列の種類:はい/いいえ 
  名前: Reserved 
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11.すべての列の作成が完了しました。

12.「タイトル」をクリックします。

13.「列の設定」のプルダウンから「列の表示/非表示」をクリックします。

14.「タイトル」のチェックを外し、「適用」をクリックします。 
Point!「タイトル」の列は、デフォルトで設定されているため名前の変更・列の削除が出来ません。扱いづらいため今回はチェックを外しました。

  
・列の表示名を変更する


1.リストを使用する際に列を分かりやすくするため、表示名を変更していきます。

2.列名「Category」をクリックします。

3.「列の設定」のプルダウンから「編集」をクリックします。

4.「名前」に「カテゴリー」と入力し、「保存」をクリックします。

5.全ての列を日本語表記に変更できました。


 
 ・データを追加する


1.次にデータの追加を行います。ここでは2通りの方法をご紹介します。 
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【1】 
1.「新規」をクリックします。

2.列ごとに必要な情報を入力し、「保存」をクリックします。

3.リストに追加されました。

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【2】 
1.「グリッド ビューでの編集」をクリックします。

2.カーソルを合わせ、列ごとに必要な情報を入力していきます。

3.リストに追加されました。

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手順2 Excelからデータをインポートしてリストを作成する

  
・テーブル化してインポートする


1.リストを作成するExcelのデータを開きます。

2.リスト化するセルの範囲を選択します。

3.「挿入」をクリックします。

4.「テーブル」をクリックします。

5.「OK」をクリックし、SharePointへ戻ります。

6.「新規」をクリックします。

7.「リスト」をクリックします。

8.「Excelから」をクリックします。

9.「ファイルのアップロード」をクリックします。

10.手順2-1 で使用したExcelを選択し、「開く」をクリックします。

11.データを確認し、「次へ」をクリックします。

12.「名前」を入力し、「作成」をクリックします。ここでは「備品リスト」とします。

13.リストが作成されました。

14.備品それぞれの在庫数を表示する列を作成していきます。 

15.「列の追加」をクリックします。

16.列の種類から「数値」を選択し、「次へ」をクリックします。

17.「名前」に「Max」と入力します。

18.「小数点以下の桁数」を「0」に設定し、「保存」をクリックします。

19.「グリッド ビューでの編集」をクリックします。

20.それぞれの備品の数量を入力します。

21.数量の入力が終了したら、「グリッド ビューの終了」をクリックします。

22.「Max」の列名をクリックします。

23.「列の設定」のプルダウンから「編集」をクリックします。

24.「名前」に「備品在庫」と入力し、「保存」をクリックします。

25.列を日本語表記に変更できました。

 
 ・コピー&ペーストでインポートする


1.SharePointを開き、まずは貼り付け先となるリストを作成します。

2.「新規」をクリックします。

3.「リスト」をクリックします。

4.「空白のリスト」をクリックします。

5.「名前」を入力し、「作成」をクリックします。ここでは「備品カテゴリー」とします。

6.リストが作成されたら、「列の追加」をクリックします。

7.列の種類から「テキスト」を選択し、「次へ」をクリックします。

8.「名前」に「Category」と入力し、「保存」をクリックします。 
Point!Power Platformと連携させる場合は、最初に英語で名前を設定しておくとより進めやすくなります。(詳細はこちら)

9.再度、「列の追加」をクリックします。

10.列の種類から「数値」を選択し、「次へ」をクリックします。

11.「名前」に「Max」と入力し、「保存」をクリックします。

12.「Max」の列名をクリックします。

13.「列の設定」のプルダウンから「列の表示/非表示」をクリックします。

14.「添付ファイル」にチェックを入れ、「適用」をクリックします。

15.「添付ファイル」の列が追加されました。

16.次に、リストを作成するExcelのデータを開きます。

17.リスト化するセルの範囲を選択し、コピーします。

18.SharePointへ戻り、貼り付け用に作成したリストを開きます。 

19.「グリッド ビューでの編集」をクリックします。

20.「赤枠のあたり」を一度クリックしてから、「Ctrl + V」で貼り付けます
Point!クリックする場所によって、上手く貼り付けが出来ない場合があります。
Point!「右クリック + 貼り付け」の表示はされない可能性があるので、ここでは「Ctrl + V」を使用しています。

21.リストに貼り付けが完了しました。

手順3 リストに添付ファイルを取り込む

Point!「添付ファイル」の列はデフォルトで設定されていますが、表示はされていません。追加したい場合は、手順2-12~15を参考いただければと思います。 

1.添付ファイルを挿入したい行をダブルクリックします

2.「添付ファイルの追加」をクリックします。

3.挿入したい画像を選択し、「開く」をクリックします。

4.添付ファイルの取り込みが完了しました。

5.挿入した添付ファイルを確認したい場合は、行をダブルクリックします。

6.添付ファイルの名前をクリックすると、挿入された画像の確認ができます。

 <解説> 

Power Platformと連携させる場合は、列名を英語で設定しておくとより進めやすくなります。列名を最初から日本語で作成した場合と、英語で作成した場合で比較していきます。 

・日本語で列名を作成した場合 

1.列名を日本語で設定します。

2.列が作成されました。

3.URLをみると、内部名が文字や数字で構成されています。 Power Platformでは、日本語で設定した列は赤枠内の文字列で認識されることとなります。


・英語で列名を作成した場合 

1.「Category」の列を使用して解説をします。

2. URLをみると「Category」と表示があり、作成した列と内部名が連動しています。つまり、Power Platformでも「Category」という内部名のまま認識されることとなります。


・URLの確認方法 

1.「設定マーク」をクリックします。

2.「リストの設定」をクリックします。

3.URLを確認したい列名をクリックします。

4.こちらの画面で確認ができます。





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